からみほぐし研究所　2015年の記録　　Record of The Institute of Tangle*Untangle 2015

 

 

　2015年は、CLUB＃９（郡山市）での夜から早朝までの巨大灯籠に描くライブドローイングに始まり、初のはじまりの美術館（猪苗代町）での公開制作と展示、さらに一昨年予選が行われたライブペイントバトルの決勝戦（札幌市）に出場しMORIHICO賞受賞にともない札幌のカフェPlantationさんにて初の滞在型（2泊3日）での壁画公開制作と、市外県外での公開制作や展示が続きました。なにより、北海道という離れた土地でのライブペイントバトルで2位を頂けたことや、自身として初めてその場所に残る大型の作品を描けたこと、そしてはじまりの美術館での展示に声を掛けて頂けたことはとても嬉しかったです。

 

　10月には、いわき市で開催されたアートフェス「玄玄天」に出展し、12月には世田谷ものづくり学校（東京）で開催された「小説家とアーティストがコラボレーションしたギャラリー展」で、小説家と造形作家とイラストレーターの方との共同展示という初の試みに参加させていただき、次に繋がる成果を得ることができました。

 

　また、植物憑現家の史緒さんと初の二人展を1か月の長期に渡る公開制作と空間展示という初の試みの展示内容で開催できたこと、音と花と線のコラボパフォーマンスとして公開制作ライブを開催できたことはとても良かったです。

 

　さらに、公開制作だけでなく、シンガーソングライターChanoさんのミュージックビデオへの出演や凛音さんのCDアルバムジャケットアートワーク制作、ONAFES2015のポスターアートワークの制作、ファッションブランド『A131』さんのコレクションにTシャツデザインで参加できたことなど、より多くの方に作品を観てもらえる機会を得ることができた1年だったと思います。

 

　そして、自身4回目となるシリーズ個展『DURING DRAWING』の開催や、5回目となる『Homeward Journey』への出演や、昨年までと変わらず継続してドローイング作品のご依頼をいただけことなど、新たな試みだけでなくこれまでの継続と積み重ねでドローイングできたことは大変嬉しく思います。

 

　まだまだ細かな書きたいこともありますが、2015年もてんこ盛りな1年でした。

さて、2016年も、からみほぐし研究所はドシドシ挑戦もしつつ継続もしつつ、コツコツと精進していきますので、よろしくお願いいたします。